こんにちは。商いの価値を再定義し伝える専門家、三浦事ム所の三浦路夫です。
安全に、正確に、予定どおりに届ける。物流会社にとって、欠かせない責任です。一方、それだけを掲げても、自社がどんな会社なのかを伝えきれないことがあります。
運んでいるものの先には、動き続ける工場や、商品を待つ店舗、生活に必要なものを受け取る人がいます。物流のブランドを考えるには、荷物と配送区間から、その先の活動へと視野を広げる必要があります。
何を支えるための物流なのか
製造現場の生産を支える物流と、店舗で商品が選ばれる機会を支える物流では、求められる知識や判断が異なります。
自社が長く任されてきたのは、どんな仕事でしょうか。お客様は、運賃以外の何を評価しているのでしょうか。そこを確かめると、自社が特に役割を果たせる領域が見えてきます。
例えば、「地域のメーカーが安心して生産を続けられるよう支える」と定めるなら、届けた件数だけでなく、顧客の生産とのつながりを社員が理解することが重要になります。
配車、倉庫、ドライバー。それぞれの判断が、顧客の何を守っているのかを社内で共有する。その理解があって初めて、企業の言葉と現場の仕事が結びつきます。
同時に、経営にも判断が求められます。その役割を果たすために、どんな設備や人材に投資するのか。どのような受注なら安全と品質を継続して守れるのか。現場の無理に依存した約束は、ブランドの基盤にはできません。
物流会社のブランドは、「何を運べるか」と「顧客の何を支えるか」を結びつけることで明確になります。
社員が自分の仕事の意味を理解し、経営がそれを守る条件を整える。社会を支える役割を、会社の意思にしていく取り組みです。
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